「縮毛矯正をかけているけど、マッシュや無造作スタイルにしたくてパーマも試したい」――短髪のメンズから特によくいただく相談です。ただし、短髪には縮毛矯正後のパーマで起こりやすい独自のリスクがあります。
この記事では短髪メンズが縮毛矯正後にパーマをかける際の注意点・リスク・成功させるためのポイントを、具体的に解説します。スタイル例やセルフスタイリング方法も紹介しますので、パーマを検討している方はぜひ参考にしてください。
もくじ
短髪×縮毛矯正後のパーマが特にリスクが高い理由

短髪メンズが縮毛矯正後にパーマをかける場合、ロングヘアよりも慎重な判断が必要です。その理由を具体的に解説します。
① ダメージが毛先に集中しやすい
短髪(5〜10cm程度)は毛先までの距離が短い分、縮毛矯正の薬剤ダメージが毛先に集中します。ロングヘアであれば縮毛矯正をかけた部分が伸びて下に移動しますが、短髪では縮毛矯正の処理部分がそのまま毛先として残ります。そこにパーマをかけると、すでにダメージを受けている部分に追加のダメージが重なるため、ビビり毛のリスクが高まります。
② 縮毛矯正部分がカットで取り除かれにくい
ロングヘアは縮毛矯正後に定期的なカットで傷んだ部分を切り落としていけますが、短髪の場合はカット量が限られます。そのため縮毛矯正をかけた部分が長く髪に残り、パーマをかける際のリスク期間が延長します。
短髪の場合は縮毛矯正後のパーマまでの待機期間を最低3ヶ月、できれば半年以上確保することが特に重要です。
③ ウェーブが出にくい・スタイルが作りにくい
短髪は物理的に毛の長さが短いため、パーマでウェーブが出にくいという特性があります。縮毛矯正でさらにストレートになっている場合、パーマをかけても「微妙なカール」にしかならないケースがあります。
ただし「スタイリングで動きが出れば十分」という目的なら、弱めのウェーブでも十分効果的です。
短髪の長さ別リスクと待機期間の目安

短髪といっても長さによってリスクが異なります。自分の髪の長さと照らし合わせて判断してください。
| 髪の長さ目安 | スタイル例 | 待機期間の目安 | リスクレベル |
|---|---|---|---|
| 〜5cm(ベリーショート) | 刈り上げ・ツーブロック | 1年以上推奨 | ★★★★(非常に高い) |
| 5〜8cm(ショート) | ナチュラルショート | 半年以上 | ★★★☆(高い) |
| 8〜12cm(ミディアムショート) | マッシュ・センターパート | 3〜6ヶ月 | ★★☆☆(中程度) |
| 12〜15cm(ミディアム寄り) | ウルフ・レイヤー | 3ヶ月以上 | ★☆☆☆(比較的低い) |
ベリーショートの場合はリスクが特に高く、縮毛矯正をかけた部分の大半がまだ残っているため、パーマ施術はほぼ推奨できません。まず縮毛矯正をかけた部分がほぼカットで除去されるまで待つことが最善策です。
短髪メンズが縮毛矯正後にパーマをかけるときの注意点

短髪でも縮毛矯正後のパーマを成功させるために押さえておくべきポイントです。
注意点①:デジタルパーマを選ぶ
短髪×縮毛矯正後には、コールドパーマよりデジタルパーマの方が適しています。短い毛でもカールが定着しやすく、乾いた状態でもウェーブが出るため、スタイリングが楽になります。コールドパーマは乾くとカールが弱まるため、短髪では特に効果が出にくい傾向があります。
注意点②:ゆるめのウェーブ(大きめのロッド)を選ぶ
短髪の縮毛矯正後は、細かいカールよりゆるめのウェーブ(大きめのロッド)の方がダメージリスクが低く、自然な仕上がりになります。タイトなカールを希望する場合は、十分にダメージが回復してから(縮毛矯正後1年程度を目安に)施術することをすすめます。
注意点③:事前のコンディション確認を徹底する
短髪でも施術前のセルフチェックは必ず行ってください。
- 縮毛矯正から3ヶ月以上(短髪は特に半年以上推奨)経過しているか
- 毛先をつまんで引っ張っても切れない程度の強度があるか
- 毛先がパサパサしていないか
- 直近でブリーチやハイカラーをしていないか
- ベリーショートではないか(5cm以下は特に注意)
一つでも気になる点があれば、まず美容師に相談してから判断することをおすすめします。縮毛矯正後のパーマをかけるタイミングの詳細は、こちらの記事もご参照ください。
短髪メンズが縮毛矯正後のパーマで作れるスタイル例
短髪でも縮毛矯正後のパーマで実現できるスタイルはあります。ただし、ゆるめのウェーブを活かしたスタイルが中心になります。
おすすめスタイル①:ナチュラルテクスチャースタイル
全体に弱めのウェーブをかけることで、動きのあるナチュラルな質感を作れます。硬いストレートの印象がやわらかくなり、スタイリング剤でくしゃっとさせるだけで自然な無造作感が出せます。マッシュやニュアンスパーマとも相性が良いスタイルです。
おすすめスタイル②:前髪のみ動きを出すスタイル
全体にパーマをかけるのがリスクと感じる場合は、前髪(前面)だけに軽くウェーブをかける方法もあります。縮毛矯正後の髪に比べてダメージが少ない部分を選んでパーマをかけることで、リスクを抑えながら動きを出せます。
おすすめスタイル③:毛先のカールスタイル
ミディアムショート(8〜12cm)であれば、毛先だけに軽くカールをかけるスタイルも可能です。縮毛矯正部分の多い根元〜中間は避け、比較的ダメージが少ない毛先のみに施術することでリスクを軽減できます。
縮毛矯正後のパーマを活かすセルフスタイリング方法
せっかくパーマをかけても、乾かし方やスタイリングが合っていないとカールが活きません。以下のポイントを押さえてください。
デジタルパーマを活かす乾かし方
デジタルパーマは乾いた状態でカールが出やすいため、しっかり乾かすことが大切です。
- シャンプー後はタオルで優しく押さえるように水気を取る(こすらない)
- 洗い流さないトリートメント(アウトバス)を毛先中心につける
- 手で毛束をくしゃくしゃともみながらドライヤーで乾かす
- 仕上げにもう一度もみ込んでカールを出す
- スタイリング剤はソフトワックスまたはヘアオイルがおすすめ
短髪でパーマを長持ちさせるためのホームケア
縮毛矯正後のパーマは特にダメージを受けやすいため、日常的なケアが重要です。
- アルカリ性シャンプーを避け、アミノ酸系や低刺激シャンプーを選ぶ
- トリートメントは毎回しっかりつける(特に毛先)
- ヘアアイロン・コテは極力使わない
- 紫外線対策(UV対策スプレーやハットの着用)
- 月1回程度のサロントリートメントで定期的なケアを行う
失敗したときの対処と予防ケア
万が一ビビり毛になってしまった場合、残念ながら元に戻す手段はほとんどありません。トリートメントで一時的に落ち着かせることはできますが、根本解決にはカットが必要です。
そうならないためにも、施術前から高い保湿力のシャンプー・トリートメントで髪の体力を維持しておくことが大切です。縮毛矯正後のパーマ失敗のリスクを下げる美容室の選び方については、こちらの記事もご参照ください。
短髪メンズの縮毛矯正後パーマ 費用・施術時間の目安
短髪の縮毛矯正後パーマにかかる費用と時間は、通常のパーマより高くなる傾向があります。特に縮毛矯正後という特殊条件が加わるため、相場より20〜30%高くなることも珍しくありません。
目安としては:デジタルパーマの場合15,000〜30,000円・2〜3時間。コールドパーマの場合8,000〜18,000円・1〜2時間。事前のカウンセリングで必ず確認してください。また短髪の場合、施術後のスタイリング指導(デジタルパーマの乾かし方)を美容師に確認しておくと、自宅でのスタイリングがしやすくなります。
よくある質問(Q&A)
Q. 短髪でも縮毛矯正後にパーマはかけられますか?
A. かけることは可能ですが、リスクが高いため十分な期間(最低3ヶ月、短髪は半年以上推奨)を空けることが必要です。ベリーショート(5cm以下)の場合は、縮毛矯正部分がほぼ残っているため特に注意が必要で、多くの場合は推奨されません。
Q. 短髪の縮毛矯正後はデジタルパーマとコールドパーマどちらがいいですか?
A. デジタルパーマをおすすめします。短髪の場合、コールドパーマは乾くとカールが落ちやすく、スタイリングが難しくなります。デジタルパーマは乾いた状態でもカールが出るため、短髪のスタイリングがしやすくなります。
Q. 短髪でパーマをかけるとビビり毛になりやすいですか?
A. 長髪より縮毛矯正部分が毛先に近いため、ビビり毛のリスクはやや高めです。縮毛矯正から十分な期間を空け、デジタルパーマを選び、経験豊富な美容師に施術してもらうことでリスクを最小限にできます。
Q. 短髪の縮毛矯正後にパーマをかけると仕上がりはどんな感じになりますか?
A. 縮毛矯正の影響でパーマがかかりにくいため、強いカールよりゆるめのウェーブになることが多いです。「少し動きが出る」程度を期待値として設定しておくと良いでしょう。ベリーショートでは特に変化が少ない可能性があります。
縮毛矯正やパーマを繰り返す短髪メンズの髪には、ダメージを補いながらうるおいを保つホームケアが欠かせません。
本記事の監修

EXCIAグループ
東京、大阪、名古屋など全国に30店舗以上を展開。
くせ毛や縮毛矯正に特化した美容室で、若い世代を中心に支持を集め、髪質や履歴に合わせた自然な縮毛矯正に特化したメンズサロン。



