縮毛矯正後にデジタルパーマは相性いい?コールドパーマとの違い

縮毛矯正後にパーマで動きを出したいとき、「デジタルパーマ」と「コールドパーマ(通常のパーマ)」のどちらを選べばいいか迷う方は多いはずです。実は縮毛矯正後の髪には、パーマの種類によって仕上がりとリスクに大きな差が出ます。間違えると、ビビり毛になったり、パーマがすぐ取れたりすることも。

この記事では、デジタルパーマとコールドパーマの違い・メリット・デメリットを徹底比較し、縮毛矯正後の髪に適した選択肢をメンズ縮毛矯正のプロが解説します。

デジタルパーマとコールドパーマ、何が違う?

デジタルパーマとコールドパーマの最大の違いは「熱を使うかどうか」です。この一点が、縮毛矯正後の髪への影響・仕上がり・持続期間のすべてに関わってきます。

デジタルパーマとは?特徴と仕組みを解説

デジタルパーマは、パーマ液と専用の加温器(デジタルパーママシン)を組み合わせた施術です。60〜80℃程度の熱をロッドから加えながらカールを形成するため、形状記憶力が高く、乾いた状態でもウェーブが出やすいのが特徴です。持続期間は一般的に6ヶ月〜1年程度。施術時間は2〜3時間で、費用は15,000〜30,000円前後が目安です。

施術の流れは以下のとおりです。

  1. 薬剤(1液)を塗布して毛髪を軟化させる
  2. ロッドを巻いて機器で加熱(60〜80℃)
  3. 加熱しながら形状を記憶させる
  4. 2液(酸化剤)で結合を安定させる

コールドパーマとは?特徴と仕組みを解説

コールドパーマ(通常のパーマ)は、熱を使わずにパーマ液だけでカールを形成する施術です。アルカリ性の薬剤でタンパク質の結合を切り、ロッドでカールをつくり、2液で再結合させます。濡れた状態でウェーブが出やすく、乾くとカールが弱まる傾向があります。施術時間は1〜2時間、費用は8,000〜20,000円前後が目安です。

デジタルパーマとコールドパーマの比較

比較項目デジタルパーマコールドパーマ
熱の使用あり(60〜80℃)なし
仕上がりの特徴乾いた状態でもカール濡れた状態でカール強め
持続期間6ヶ月〜1年3〜4ヶ月
施術時間2〜3時間1〜2時間
費用目安15,000〜30,000円8,000〜20,000円
縮毛矯正後の相性◎(推奨)△(条件付き)

デジタルパーマのメリット・デメリット

縮毛矯正後の髪にデジタルパーマを検討するなら、メリットだけでなくデメリットも正確に理解しておくことが重要です。

デジタルパーマのメリット4つ

メリット①:乾いた状態でもカールが出る
コールドパーマは乾くとウェーブが落ちやすいですが、デジタルパーマは乾いた状態でもしっかりカールが出ます。朝のスタイリングにあまり時間をかけたくないメンズに特に向いています。縮毛矯正でまっすぐになった髪でも、デジタルパーマのカールは比較的持ちやすい傾向があります。

メリット②:薬剤の浸透が均一になりやすい
縮毛矯正でストレートになった髪は均一な毛質を持っています。デジタルパーマは熱を使って薬剤を浸透させるため、髪全体に均一にかかりやすく、仕上がりのムラが少ないのが特徴です。縮毛矯正後の均一な髪質との相性が良い点です。

メリット③:パーマの持ちが長い
デジタルパーマは形状記憶力が高く、6ヶ月〜1年程度は効果が持続することが多いです。縮毛矯正済みの髪は一度ストレートにリセットされているため、そこにデジタルパーマをかけると持続しやすい傾向があります。コールドパーマの3〜4ヶ月と比べて明らかに長持ちします。

メリット④:スタイルの再現性が高い
熱によってカールの形が固定されるため、スタイリングの再現性が高いのもデジタルパーマの強みです。ドライヤーで乾かすだけで同じスタイルが再現できるため、毎朝のセット時間を大幅に短縮できます。

デジタルパーマのデメリット・注意点

デメリット①:熱によるダメージリスク
デジタルパーマは60〜80℃の熱を使うため、髪への熱ダメージがコールドパーマより大きくなる可能性があります。縮毛矯正後の髪はすでに薬剤ダメージを受けているため、期間を十分に空けずに施術するとビビり毛(チリチリした状態)のリスクが上がります。縮毛矯正から最低3ヶ月、理想は半年以上経過してから施術することが推奨されます。

デメリット②:費用と時間がかかる
コールドパーマより施術時間(2〜3時間)・費用(15,000〜30,000円程度)ともに高くなりがちです。コスト面を重視する場合は、事前に複数のサロンで見積もりを確認することをおすすめします。

デメリット③:強いウェーブ・ぬれ感スタイルは苦手
乾いた状態でカールが出やすい反面、コールドパーマのような「ぬれ感のある強めのウェーブ」は得にくいことがあります。希望スタイルによっては、コールドパーマの方が適している場合もあります。

コールドパーマのメリット・デメリット(縮毛矯正後の視点)

コールドパーマは縮毛矯正後に絶対NGというわけではありません。ただし、縮毛矯正後の髪特有のリスクを正確に把握した上で判断する必要があります。

コールドパーマのメリット

メリット①:費用・時間が抑えられる
施術時間1〜2時間、費用8,000〜20,000円程度とデジタルパーマより経済的です。パーマを初めて試す方や「まずは動きを出したい」という場合の選択肢になりえます。

メリット②:ウェット感のあるスタイルが作りやすい
濡れた状態でカールが強めに出るため、ジェルやムースを使ったウェット系スタイルには向いています。縮毛矯正後でも、ウェット仕上げにこだわる場合は候補になりえます。

コールドパーマのデメリット(縮毛矯正後特有のリスク)

デメリット①:アルカリ性薬剤による髪への負担
コールドパーマで使用するアルカリ性薬剤は、縮毛矯正後の髪に対して特に負担が大きくなります。縮毛矯正後の髪は内部のタンパク質結合が変化しており、アルカリ性薬剤への感受性が高い状態です。薬剤の強さの調整を誤ると、ビビり毛になるリスクが高まります。

デメリット②:乾くとカールが落ちやすい
コールドパーマは乾くとカールが弱まる特性があります。縮毛矯正でまっすぐになった髪にかけると「濡れているときだけウェーブが出る」状態になりやすく、メンズ短髪では日常的なスタイリングが困難になることがあります。

デメリット③:縮毛矯正後はかかりにくい
縮毛矯正によって一度ストレートに固定された髪は、コールドパーマの薬剤が浸透しにくく、かかりが弱くなりやすいです。「施術したのにほぼ変化がない」という結果になることもあります。強い薬剤で無理にかけようとするとさらにダメージが増すため注意が必要です。

コールドパーマを選ぶ場合の条件

コールドパーマを縮毛矯正後に選ぶ場合は、以下の条件をすべて満たしていることを確認してください。

  • 縮毛矯正から6ヶ月以上経過している
  • 毛先がパサつかず、引っ張っても切れない程度の強度がある
  • ブリーチ・ハイダメージの履歴がない(もしくは1年以上前)
  • 縮毛矯正とコールドパーマの組み合わせ施術の実績が豊富なサロンで施術する
  • 薬剤の種類と強度を事前のカウンセリングで細かく確認してもらえる

一つでも条件が満たせない場合は、デジタルパーマを選ぶか施術自体を延期することを強くおすすめします。

縮毛矯正後の髪質タイプ別 パーマ選びの目安

縮毛矯正後にどちらのパーマが向いているかは、髪質によっても異なります。自分の髪質を確認した上でサロンと相談してみましょう。

細い髪・軟毛の方

細い髪・軟毛の方は薬剤の影響を受けやすいため、デジタルパーマがおすすめです。コールドパーマの強いアルカリ性薬剤より、熱と中性〜弱アルカリ性薬剤を組み合わせたデジタルパーマの方が均一にかかりやすい傾向があります。ただし細い髪はデジタルパーマの熱ダメージも受けやすいため、縮毛矯正から半年以上の期間確保が特に重要です。縮毛矯正後パーマをかけるタイミングの詳細は下記の記事もご参照ください。

縮毛矯正後のパーマはいつから?最短期間と推奨タイミング

太い髪・硬毛の方

太い・硬い髪質の方は薬剤が浸透しにくいためパーマがかかりにくい傾向があります。デジタルパーマの熱は硬い髪でも薬剤を浸透させやすく、カールの定着が良い傾向があります。縮毛矯正後の硬毛メンズには特にデジタルパーマが向いています。コールドパーマはかかりにくく、無理に強い薬剤を使おうとするとダメージが増すリスクがあります。

ブリーチ・ハイダメージ毛の方

ブリーチ経験がある、または縮毛矯正を繰り返してハイダメージになっている場合は、どちらのパーマも慎重な判断が必要です。縮毛矯正からの期間が1年未満の場合はパーマ自体を見送ることをおすすめします。施術する場合は必ず事前のテストカール(サンプルテスト)を依頼し、髪の状態を確認してから進めてください。

縮毛矯正後にデジタルパーマをかける前のチェックリスト

デジタルパーマが向いていると判断した場合でも、施術前に以下のポイントを確認してから臨みましょう。

チェック①:縮毛矯正からの経過期間
最低3ヶ月、理想は半年以上経過しているか確認してください。縮毛矯正後の髪は薬剤で内部結合が変化しており、回復には時間がかかります。短髪の場合は特に半年以上を推奨します。

チェック②:髪のコンディション確認
以下のセルフチェックを行ってください。

  • 毛先をつまんで引っ張っても切れない強度がある
  • 毛先がパサついていない
  • 直近でブリーチやハイカラーをしていない
  • ヘアカラーと同日施術を予定していない

チェック③:サロン・美容師の選定
縮毛矯正とデジタルパーマの両方を得意とする美容師・サロンを選ぶことが最も重要です。カウンセリングで髪の履歴(縮毛矯正の回数・時期、ブリーチ履歴など)を細かく確認してくれるかどうかが信頼できるサロンの目安です。

よくある質問(Q&A)

Q. 縮毛矯正後のパーマは、デジタルパーマとコールドパーマどちらが取れにくいですか?
A. デジタルパーマの方が取れにくいです。デジタルパーマは熱による形状記憶力が高く、6ヶ月〜1年程度持続することが多いのに対し、コールドパーマは3〜4ヶ月で取れてきます。縮毛矯正でストレートになった髪でも、デジタルパーマは比較的カールが定着しやすい傾向があります。

Q. デジタルパーマは縮毛矯正の何ヶ月後からかけられますか?
A. 最短で縮毛矯正から3ヶ月後が目安ですが、理想は半年以上です。縮毛矯正後の髪は薬剤ダメージを受けており、十分に回復するまでには時間が必要です。特に短髪・細い髪・ブリーチ毛の場合は半年以上待つことを強く推奨します。

Q. 縮毛矯正とデジタルパーマは同日にかけられますか?
A. 基本的に同日施術は推奨されません。縮毛矯正とデジタルパーマは両方とも髪に大きな負担をかける施術で、同日に行うと過度なダメージが蓄積し、ビビり毛のリスクが非常に高まります。縮毛矯正を先に行い、十分に期間を空けてからデジタルパーマをかけるのが正しい順序です。

Q. コールドパーマをかけたら縮毛矯正が落ちてしまいますか?
A. コールドパーマの1液はアルカリ性薬剤を使うため、縮毛矯正の効果(ストレート化)を部分的に弱める可能性があります。また縮毛矯正をかけた部分にコールドパーマをかけるとビビり毛になるリスクもあります。縮毛矯正後の相性はデジタルパーマより悪いため、特に注意が必要です。

縮毛矯正やパーマを繰り返す髪には、施術で受けたダメージを補いながらうるおいを保つホームケアが欠かせません。施術後のケアについては、失敗リスクを下げる効果もあります。

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本記事の監修

EXCIAグループ

東京、大阪、名古屋など全国に30店舗以上を展開。
くせ毛や縮毛矯正に特化した美容室で、若い世代を中心に支持を集め、髪質や履歴に合わせた自然な縮毛矯正に特化したメンズサロン。